気になる部分白髪は黒髪に戻るの?驚きの原因と美髪に良い食材とは?!
つむじや分け目、襟足などにチョロッと光る・・・いつのまにか生えている白髪!見つけたときのショックは何とも言えません。一度白髪になった髪はもう黒く戻らないのでしょうか。
そもそもどうしていつも同じ部分だけ白髪が生えてくるのでしょうか。
今回の「気になる」は白髪は元に戻るのか、です。
そこで部分白髪のケアについて調べてみました。白髪の原因=年齢と思われがちですが、さまざまな要因があることが判明!原因から考える美髪ケアを紹介します。
白髪の根本原因はメラニン生成の機能低下
まず髪の毛が黒くなる仕組みを知っておきましょう。
髪の毛は毛根にある毛母細胞というところで作られています。そこにある色素細胞(メラノサイト)ではメラニン色素が生成され、髪の毛に黒い色を付けています。
このメラノサイトの働きが低下し、メラニン色素がうまく作れないと、髪の毛は黒く着色されずに生えてしまい、白髪になるのです。
つまりメラノサイトの働きを低下させる要因が、白髪の原因とも言えるということ。メラノサイトの働きがうまくいかなくなる要因はいくつかあります。
- 栄養不足
- 遺伝
- ストレス
- 紫外線
- 加齢
ようは髪に悪そうな習慣は頭皮の血行不良、毛細胞へのダメージにつながり、健康な髪の毛が生成されなくなるということです。また黒髪の成分メラニンはチロシンと言うアミノ酸の一種を原料に生成されるため、いくら健康的な生活をしていてチロシンが足りなければメラニン不足に陥るでしょう。
栄養不足
メラノサイトが正常に機能するために必要な栄養素が不足すれば、その分働きも低下します。またメラニンはチロシンというアミノ酸の一種を原料として生成されます。チメラノサイトの働きが正常でもチロシンが不足すればメラニンを作ることができません。
部分白髪についての驚きの豆知識!
部分白髪についてリサーチを進めると、なんだか興味深い情報も出てきました。白髪ケアの知識を増やすために見てみましょう。
黒髪に戻る白髪もある?!
加齢や遺伝による白髪は避けようがありません。メラノサイトがなくなってしまった髪は黒く戻ることはできないからです。
しかし急にできた部分白髪は、ストレスや睡眠不足、紫外線の影響でメラノサイトの働きが鈍っているだけのことがあります。その場合は、メラノサイトの働きを取り戻せば黒髪に戻る可能性が!白髪の原因が外的要因なら、白髪ケアをすることで黒髪に戻るかもしれません。
ちなみに白髪全体の中で黒く戻る可能性があるタイプは2割と言われています。狭き門ですが、希望を持って白髪ケアを始める価値はあるのではないでしょうか。
部分白髪は体からのサイン?
部分白髪は体の不調がある部分のサインという説もあります。血行不良や栄養不足があると白髪が生えやすくなるため、足つぼのように白髪の映える部分は体の働きが悪くなっていると部分と連携しているという考え方ですね。
- 頭頂部
胃腸の不良(紫外線が当たりやすい場所なので、紫外線が原因ということも考えられます) - 頭頂部の左側
肝臓、ストレス - 頭頂部の右側
腎臓 - 前髪辺り
肛門、ホルモン系 - つむじ
心臓や肺 - こめかみ
眼精疲労 - 耳の周り
耳や歯の不調 - 後頭部
生殖器系、自律神経
もちろんつむじに白髪が生えたら心臓病があるというわけではありません。足つぼと同じような感覚で、明かな部分白髪が急に出てきたなら、当てはまる部分のケアを意識するのもいいかもしれませんね。
黒髪ケアにおすすめな食材はコレ!
生活習慣の改善はその人の心がけ次第!ここでは栄養不足に目を当てていきま用。
部分白髪を黒髪に戻すには、メラノサイトの働きをサポートすることが大切です。生えてきてしまった白髪自体が黒髪に戻らなくても、必要な栄養素を意識した食事は美髪ケアとしてもおすすめ。いつもの食事にちょっと意識してプラスしてみましょう。
栄養素を補うための食材
まず髪の生成やメラノサイトの働きをサポートする栄養素をいくつか紹介します。
白髪ケアをするならこれらの栄養素を意識することがおすすめです。すべてを食事で補うのは難しいかもしれませんが、サプリなどを併用してバランスよく摂取しましょう。もちろんこれさえ補えば白髪がなくなる!というわけではありませんが、どれも体の調子を整えるために大切な栄養素なので、健康管理にもなりますよ。
和食メニューで美髪ケアを行なう
必要な栄養素が含まれている食材を比べるとお気づきかもしれませんが、大豆や魚介類、海藻類は美髪ケアに必要な栄養素を幅広くカバーしているんです。
これらの食材で作る食事でイメージするのは「和食」ではないでしょうか?お味噌汁なんて摂りたい食材を簡単にカバーできますよね。
和食は日本人の体質に合っているだけでなく、世界でも健康的と評判です。洋食好きであっても、白髪ケアの一環として食事に和食要素をプラスしてみるのはどうでしょうか?
メニュー案
<朝食>
- チーズトースト
- バナナ入りヨーグルト
- ひじきサラダ
<昼食>
- 鶏むね肉の親子丼
- わかめスープ
<夕食>
- サバの味噌煮
- 冷ややっこ
- アサリの味噌汁
- わかめサラダ
- ご飯
こんな感じに少し意識すれば、表の食材を使ったメニューができちゃいます!
「赤い食材」「黒い食材」が美髪を作る?
漢方の考え方では「精血」を充実させることが黒髪につながるとされています。その考えから中国では「赤い食材」「黒い食材」が精血をサポートして白髪ケアになると言われているそうです。
赤い食材とはくるみ、松の実など、黒い食材は黒豆、黒ゴマ、桑の実、海苔、黒キクラゲなど。
普段の食事で赤い食材を取り入れるのは少し難しそうですが、黒い食材ならできそうですね!
メニュー案
- 黒ゴマジャムのトースト
- 黒豆茶
- 海苔の佃煮ご飯
目立つ部分白髪の応急措置
長期的な改善も欲しいけど、気になったらすぐにどうにかしたいですよね。そこで白髪の応急処置として考えられるものを挙げてみました。
抜くのはNG
とりあえず抜いて失くしたい!と思いますが抜くのは絶対NGです。でも抜くと周りの髪も白髪になるというのが理由ではありません。白髪を抜くと、白髪が増えるという定説もありますが、実は抜くことが原因で白髪が増えるということはないようです。白髪が気になって抜き始めるころと、白髪が増えるタイミングが重なりそう感じることがあるとか。
白髪を抜かない用が良い本当の理由は、抜くことによって毛穴がダメージを受け、生えてこなくなったり頭皮の炎症を招いたりしてするためです。美髪を保つためにも髪を抜くという行為はおすすめできません。
ちなみに抜いても、メラノサイトが復活しない限り白髪の毛穴からはまた白髪が生えてきます。根本的な解決にはならない、という点からも白髪を抜くのはやめた方がいいでしょう。
根元から切る
目立たなくしないなら、根元から切るようにしましょう。ただし、生えてきたらまた目立ってしまいます。
また分け目や生え際、前髪など表面から見えやすいところだと、生えてきたときに短い毛がピンと立ってしまって隠しにくくなります。
切る対処をするのは、髪の内側の方や後頭部など生えたての髪の毛が見えにくい位置のみにするのがおすすめです。
部分染めをする
ヘアカラーが一番白髪が目立たなくなる方法です。ただし定期的にヘアケアが必要です。
ヘアトリートメントができる白髪染め用ヘアカラーやシャンプーしながら徐々に染められるものなどがおすすめ。お風呂場で使えるものなら、毎日のヘアケアの延長として行えます。
またヘアマスカラなら外出前に気になる箇所だけカバーすることができます。全体を染めるほどじゃないけど、気になる部分を隠したいという人はヘアマスカラをうまく活用しましょう。
白髪ケアと一緒に健康美を身につけよう
白髪は美の冠という言葉があるように、白髪は頭が真っ白になるくらいいろいろな経験を積んだ証拠。ある程度の年齢になったらグレイヘアもすてきです。
でも白髪になりたての部分白髪はどうしてもまだ抵抗してしまいますよね。何事にも栄養バランスの摂れた食事と健康的な生活習慣は欠かせません。白髪ケアは健康美にもつながります。ちょっと生活パターンを見直して美髪ケアをしてみましょう。
関連記事: